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2005年はすでに多忙な年となっています。メルボルン・シンフォニー・オーケストラとのレコーディングセッションが予定されており、ゲームのニックトゥーンとバーンヤードのために書き下ろした新曲が録音されます。新たなニコロデオンのフィルムの仕事も2006年の初頭にその締め切りが迫ってきます。加えて、シドニーとメルボルンの両方で定期的に行っている講演活動、いくつかの携帯電話のプラットフォームのタイトルなどの仕事が慌しく今年前半の予定を埋めています。後半には日本への旅行が予定されており、ますます忙しくなることは間違いないようです。 |
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このサイトのバックグラウンド・ミュージックとして使用している曲には控えめなものを選びましたが、以下にはよりアップテンポで活動的な曲を紹介しています。
現代の音楽を勉強するにあたって困難な点に、これらの曲の楽譜を探すのが難しいということが挙げられます。ベートーベンやモーツアルトといった作曲家たちが曲を書いた時代の楽譜はいとも簡単に手に入るというのに、過去30年ほどの間に書かれた映画音楽のほとんどの楽譜は手に入れるのが非常に困難です。ノーテーションソフト(楽譜を表記するソフト)の開発は、作曲編曲の過程を効率的にしましたが、仕上がった楽譜を多くの人たちと共用することにも貢献しています。このページに紹介している全ての曲はノーテーションソフトSibelius 3を使用して作曲編曲されています。
次に紹介するふたつの楽譜はふたつの異なるゲームのために書かれたものです。ツェッペリン飛行船(The Zeppelin) はポーラー・エクスプレスからのアップテンポな曲で、60名編成のオーケストラのために書かれています。ゴダード・インサイド(Goddard’s Insides)は気まぐれな雰囲気の曲で、30名編成のオーケストラと電波楽器テルミンのために書かれています。どちらの曲も「音楽」のページからMP3をダウンロードできます。(または上のリンクをクリックしてください。)楽譜はJPEGでA4サイズの用紙に合うようにデザインされています。勉強を目的とされる場合はご自由にご利用ください。商業目的の演奏にご使用になる場合は作曲家の許可が必要です。
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ツェッペリン飛行船 (The Zeppelin) |
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ゴダード・インサイド (Goddard’s Insides)
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ステファン・シュッツはほとんどのプロジェクトにおいて、音楽と音響の両方を担当するという幸運に恵まれてきました。当然ながらそれによって抱える仕事の量は多くなりますが、それ以上に、完全な音環境を自らの手で作り上げることが出来るという好機を得てきたことになります。
ゲームや映像の音環境において、音楽と音響は喧嘩しあうのではなく、求めらる雰囲気を作り出すために共に働くのが理想的です。この双方をコントロールすることにより、ステファンは全ての音が互いになめらかに働き合う、統一された音環境を作り上げることに成功しています。
双方をコントロールする過程はまた、ステファンに音響録音を手がける機会を与えてきました。音響録音はステファンが非常に興味をもっているもののひとつです。
「自分を取り巻く世界の音に、研ぎ澄まされた意識で気づいていることは、音響録音に携わる全ての人にとって非常に重要だ。
単純なレベルでは、自分の居る音環境を聞く準備を整え、聞こえてくる全ての音の可能性を考える。より複雑なレベルでは、自分の住む世界の音がその瞬間から次の瞬間へと変化してゆく様子に絶え間なく気づくことも可能だ。私たちは、いつ、どうやってその音を捉えればいいのか知っているものだし、欲しい音を予想もしないようなところから人工的に作り出す方法までも、しばしば知っているものなんだ。
きれいな音を録音する事が何故そんなに難しいのでしょうか。最大の理由は、この世界が一般的に非常にうるさいところであるからです。そして、ほとんどの人が考えている以上に、音というのは遠くまで届くものです。自然の音を捉えるためには自然の中へ踏み込んで行く必要があります。何日もかけて歩いて目的地へたどり着く以外には車で出かけることになりますが、いざ素晴らしい音源を見つけ、高性能のマイクロフォンで早速録音を試みた途端、5キロ先の、先ほどあなたが通ってきた道を走る車の音までひろってしまうという事がしばしばおこります。
適切な機材を用いる事は仕事を成功に導くうえで非常に重要です。もし機会と予算があるならば、高い質の機材を選ぶことをお勧めします。
機材の質には色々ありますが、野外録音用に選ばれるのなら次の二つの要素に重点を置かれるようステファンは勧めています。強さと重さです。質の高い機材の重要性を強調した後ですから矛盾して聞こえるかもしれませんが、もし機材が野外で壊れてしまったら、それがどんなに高性能な機材であったとしても、どうしようもありません。加えて、数時間自然の中を歩き回ることを考えると、ほんの0.5キロの重さの違いが予想外な負担になってきます。
現在ステファンが使用している機材は古いソニーのポータブルDATレコーダーを基本にしたものです。最新の技術からは程遠いものですが、手頃な値段で購入して以来、愛用して使い慣れてきたものです。
最近は新しいハードディスク録音システムも多く出回っており、その質も価格も様々です。ステファンも購入を検討中です。録音機材は高価になればなるだけ、その質もそれに値するものだと言えるでしょう。安価なもので装備もそこそこ整っているように見えるものもあるにはありますが、野外での使用にはもろすぎるのが難点です。
予算の視点からお話しますと、ステファンは常に予算の最低半分をマイクロフォンに費やします。現在、ゼンハイザー(Seinnheiser)のMKH 60ショットガンマイクとライコート(Rycote)のウィンドシールドと毛カバーを使用しています。これらは決して安いものではありませんが、投資するに値します。安価な以前のマイクロフォンからこれらにアップグレードして以来、録音の質の違いは明白です。3年以上にわたり、このふたつの機材はステファンの野外録音装置の中心をなしています。
特別な状況での録音や特殊な効果を生み出す事を目的に、これ以外のマイクロフォンを利用することもあります。例えばステレオマイクは周囲の心地良い音を集めるのに便利です。しかしながら、質の良い音楽をステレオでひろうために作られたマイクロフォンは、野外で使用するには感度が高すぎるきらいがあります。
屋内での合唱や楽器の演奏を録音するには、ロード(Rode)NT4ステレオマイクが最良の結果をもたらすようです。しかし屋外では負担がかかりすぎるため、高品質のウィンドシールドを使って矯正する必要があります。ウィンドシールドなしでは風に対する耐久力は非常に弱いと言えます。
その他に使用している特殊なマイクロフォンに、水中で機能するように作られたものがあります。本来、アクエリアン(Aquarian)水中聴音器は海洋生物学者をはじめとする専門家のために作られたものですが、ステファンはこれが大変便利な機材のひとつになることを発見しました。その価格も手頃なことから、以来常に装置のひとつに加えられています。
ベストオーディオ賞を受賞した楽曲ジェラシックパーク・オペレーションジェネシスやメルボルン・シンフォニー・オーケストラとの継続的な活動により、ステファン・シュッツはゲーム業界においてオーストラリアを代表するオーケストラの作曲家としての地位を築いてきました。また5年にわたるメルボルンのブルータン(BlueTongue)エンターテイメントのリードオーディオデザイナーとしての活動により、世界的な評価を得てきました。
メルボルン大学芸術学部のビクトリアン・カレッジ・オブ・ザ・アートとラトローブ大学で音楽を学び、5年間オーストラリア軍のメルボルンバンドでホーンを演奏しました。これらの経歴がステファンの作曲家としての確かな基礎を築いています。またプロの演奏家としての経験と広範囲にわたる学術的研究は、ステファンの音楽を創作するアプローチを成熟させてきました。
映像用音楽の数々と太鼓ドラミング、加えて携帯電話のプラットフォームの仕事はステファンの経歴に新しい側面を加えました。またオーストラリア映像作曲家組合とオーストラリア作曲家団体のメンバーとしても、精力的に活動を続けています。
ステファンの学問的スキルにも広く注目が集まり始めています。ケンブリッジ大学の音楽ジャーナル「オーガナイズド・サウンド」などにその論文が発表されています。またオーストラリア国営映画学校、デジタル・メディア・ファンド、オーストラリア・ゲーム開発者会議などにおいて講演活動も行っています。
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2006 年 作曲家/サウンドデザイナー
2000 年‐2006 年 リードオーディオデザイナー THQメルボルン 作曲家/サウンドデザイナー
オーストラリア国営映画学校(Australian Film Television and Radio School)‐シドニー オーストラリア国営映画学校(Australian Film Television and Radio School)‐メルボルン オーストラリア動画センター オーストラリア・ゲーム開発者会議 メルボルン大学フィルムミュージックコース オーストラリア映像作曲家組合 オーストラリア作曲家団体 2004 年 作曲家/サウンドデザイナー
講演 オーストラリア国営映画学校(Australian Film Television and Radio School)‐シドニー オーストラリア国営映画学校(Australian Film Television and Radio School)‐メルボルン オーストラリア・ゲーム開発者会議‐メルボルン 連続スペキュレーティブフィクション会議 インタビュー インサイドフィルムマガジン 2004年12月/2005年1月 ザ・サウンド・ゲーム 2003 年 作曲家/サウンドデザイナー
執筆 オーガナイズド・サウンド Vol.8‐2号 2003年8月 ケンブリッジ大学出版 「コンピューターゲーム世界の一部としての音環境の創作:Xboxジェラシックパーク・オペレーションジェネシスのデザイン‐サラウンド・インスタレーション創作の一般的コンセプト」 ゲームディベロッパー・マガジン 2003年11月 受賞 オーストラリア・ゲーム開発者会議 2003年ベスト・オーディオ賞 2002 年 作曲家/サウンドデザイナー
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ステファン・シュッツは精力的に作品を発表している作曲家/サウンドデザイナーであり、講演会や会議などでの講演活動も行っています。
音楽または講演についてご依頼やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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翻訳: 川口朋子.